2×4
ツーバイフォー住宅は地震の力をバランスよく分散させる六面体構造(箱構造)。
そして、それを活かす精緻な基準が設定されています。
ツーバイフォー住宅の壁や床、屋根は、
(1)2×4材や2×10材等の木材を組んで「枠組」をつくり、
(2)「枠組」に構造用面材を接合し、剛性の高い版(「ダイヤフラム」)を構成、
(3)それらを一体化して頑強な「六面体構造」を形成します。
このような「六面体構造」を構造の基本とするツーバイフォー住宅は、地震の力を1点に集中させず、家全体にバランスよく分散させ、建物の変形や崩壊を防ぎます。
そして、建築基準法に基づきツーバイフォー工法の技術基準が告示される際に、この独特の六面体構造による構造的な強さを活かすべく厳しく精緻な基準(仕様規定等)が設定されたことも、ツーバイフォー住宅が地震に強い要因になっています。
ツーバイフォー工法は「耐震性」「耐火性」「耐久性」「省エネ性」などさまざまな性能に優れています。
耐震性
耐火性
耐久性
省エネ性
ツーバイフォー住宅は(耐震、耐火、耐久、省エネ等の)基本性能などが評価され、全新設住宅着工に占めるシェアを年々伸ばしています。
気密性と面構造
暖冷房エネルギーのロスを減らすには、
建物の隙間をふさぐことで気密性を高めることが重要です。
モノコック構造のツーバイフォー工法はこの点からも優れています。
気密施工に向いた
ツーバイフォー工法
ツーバイフォー工法の特徴である床版・壁を組み立てる方式のため、気密性を確保しやすい工法となっています。
また、外壁室内側のせっこうボードの下側に全面に住宅用プラスチック系防湿フィルムなどを貼ることで、相当隙間面積(C値)を少なくでき、漏気による壁内結露などを防ぐことが出来ます。
必要に応じて建物の気密性能の
指標となるC値を測定
相当隙間面積(cm2/m2)は、建物内外の圧力差が9.8Paのときの総相当隙間面積(cm2)を、延床面積(m2)当たりで示したものです。この値が小さいほど、気密性が高いことになります。
また、外壁室内側のせっこうボードの下側に全面に住宅用プラスチック系防湿フィルムなどを貼ることで、相当隙間面積(C値)を少なくでき、漏気による壁内結露などを防ぐことが出来ます。