【大分の住宅ローン比較】地銀・信用金庫・ネット銀行の特徴を徹底解説

はじめに|「どこで借りるか」で、家づくりの安心感は変わる
マイホーム購入に欠かせない住宅ローン。
「金利が安いところで借りればいい」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
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金利タイプ(固定・変動)
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保証料の有無
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団信(万が一の保険)の内容
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繰り上げ返済のしやすさ
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審査スピードや柔軟性
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地元ならではのサポート体制
…など、金融機関によって住宅ローンの“質”が大きく異なるのが現実です。
今回は、大分県内で利用されることの多い主要金融機関を比較し、
それぞれの特徴をわかりやすくご紹介します!
比較対象の金融機関一覧
種類 | 金融機関名 |
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地方銀行 | 大分銀行、豊和銀行、大分みらい信用金庫、大分県信用組合 |
ネット銀行 | 住信SBIネット銀行、楽天銀行、auじぶん銀行、イオン銀行 |
🏦 大分銀行の住宅ローン
📌 基本情報
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商品名:夢ホーム100%、住まいるいちばんネクストVなど
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借入可能額:最大6,000万円(10万円単位)
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借入期間:最長50年
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金利タイプ:変動金利型、固定金利選択型(5年・10年・15年・20年)
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適用金利(2025年5月時点):
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変動金利:年0.645%(プレミアム金利適用時)
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固定金利:年1.650%~2.300%(固定期間により異なる)
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保証料:一括前払型または分割後払型(選択可能)
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団体信用生命保険(団信):基本補償は金利に含まれ、がん保障特約や3大疾病保障付き団信も選択可能
✅ 特徴
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特別金利・プレミアム金利:給与振込やWEB申込、クレジットカード契約などの条件を満たすことで、金利優遇が受けられます。
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つなぎ融資対応:注文住宅を検討される方にも安心。
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電子契約サービス:契約手続きの一部をオンラインで完結可能。
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火災保険:団体扱いによる割安な保険料で提供。
⚠ 注意点
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保証料の支払い方法:一括前払型と分割後払型で総支払額が異なるため、選択時に注意が必要です。
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金利優遇の条件:複数の条件を満たす必要があり、詳細は店舗での確認が推奨されます。
🏦 豊和銀行の住宅ローン
📌 基本情報
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金利タイプ:変動金利型/固定金利選択型(3・5・10年)/全期間固定型
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店頭金利:変動型2.475% → 最大優遇で実質1.2%前後(2024年5月時点)
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保証料:別途必要(保証会社経由)
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団信:一般団信は無料付帯、3大疾病・がん保障付き団信も選択可能
✅ 特徴
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「注文住宅向けローン」や「建売・中古住宅購入向けローン」など商品が豊富
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つなぎ融資対応 → 土地から注文住宅を建てる方にも安心
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建築会社との連携や、住宅ローン相談会の実施も積極的
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スマホで仮審査申込可能+土日対応窓口あり(※支店により異なる)
⚠ 注意点
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ネット銀行と比較すると金利はやや高め
商品内容が複雑なため、店舗での丁寧な説明が前提
🏠 大分みらい信用金庫の住宅ローン
📌 基本情報
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商品名:しんきん住宅ローン
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借入可能額:50万円~1億円
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借入期間:最長50年
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金利タイプ:変動金利型、固定金利選択型(3年・5年・10年)
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最優遇金利:
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変動金利型:年0.70%
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10年固定金利型:年1.90%
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保証料:金利に含まれる場合が多い
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団体信用生命保険(団信):基本補償は金利に含まれ、がん・3大疾病・就業不能などの特約も選択可能
✅ 特徴
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柔軟な対応:渉外スタッフによる訪問相談が可能で、対面での丁寧な対応が魅力
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つなぎ融資対応:注文住宅を検討される方にも安心
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WEB仮審査:24時間365日対応のWEB仮審査申し込みが可能
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シミュレーションツール:公式サイトで返済シミュレーションが利用可能
⚠ 注意点
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金利優遇条件:給与振込や公共料金の引き落としなど、金利優遇には一定の条件が設定されている場合があります。詳細は店舗での確認が必要です。
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固定期間終了後の金利:固定金利期間終了後の金利については、再度見直しが行われるため、将来的な金利変動に注意が必要です。
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🌐 ネット銀行の住宅ローン比較
🏦 住信SBIネット銀行
📌 基本情報
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商品名:ネット専用住宅ローン
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借入可能額:500万円以上3億円以下(10万円単位)
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借入期間:1年以上50年以内
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金利タイプ:変動金利型、固定金利特約型(2年~35年)
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適用金利(2025年5月時点):
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変動金利:年0.32%
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固定金利:年0.50%~(固定期間により異なる)
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保証料:不要
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団体信用生命保険(団信):基本補償は金利に含まれ、がん50%保障付き団信も無料付帯
✅ 特徴
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低金利:業界最低水準の金利を提供。
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WEB完結:申込から契約までオンラインで完結可能。
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繰上返済手数料無料:一部繰上返済が手数料無料で可能。
⚠ 注意点
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つなぎ融資非対応:注文住宅を検討される方は注意が必要。
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対面相談不可:全ての手続きがオンラインのため、対面での相談を希望される方には不向き。
🏦 ソニー銀行
📌 基本情報
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商品名:変動セレクト住宅ローン、固定セレクト住宅ローン、住宅ローン
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借入可能額:500万円以上2億円以下(10万円単位)
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借入期間:1年以上35年以下(1ヶ月単位)
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金利タイプ:変動金利型、固定金利型(10年・15年・20年)
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適用金利(2025年5月時点):
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変動金利:年0.457%(変動セレクト住宅ローン)
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固定金利:年0.600%~(固定セレクト住宅ローン)
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保証料:不要
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団体信用生命保険(団信):基本補償は金利に含まれ、がん100%保障団信も上乗せ金利で選択可能
✅ 特徴
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金利タイプの変更:借入後でも金利タイプの変更が可能。
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手数料の選択:借入金額に応じた手数料プランを選択可能。
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繰上返済手数料無料:一部繰上返済が手数料無料で可能。
⚠ 注意点
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つなぎ融資非対応:注文住宅を検討される方は注意が必要。
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年収要件:前年度の年収が400万円以上の方が対象。
「結局どこがいいの?」という方へ|選び方の3ステップ
🧭 ステップ1|建て方や土地購入のパターンから選ぶ
「どこで建てるか」「どんなスケジュールで進めるか」によって、選ぶべき金融機関は変わります。
たとえば…
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土地探しから注文住宅を建てる予定の方
→ つなぎ融資(建築前の仮ローン)に対応している地銀や信用金庫が安心。 -
建売住宅や分譲地で建築予定の方
→ ネット銀行も選択肢に入りやすく、低金利が魅力。 -
共働きや自営業などで審査が不安な方
→ 顔が見える対応で相談しやすい、地元金融機関がおすすめ。
🧭 ステップ2|将来を見据えて、返済計画を立てる
住宅ローン選びで大切なのは、「借りられるか」より「返していけるか」。
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月々いくらなら負担にならないか
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教育資金や老後資金とのバランス
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ライフイベント(転職、出産、車の買い替えなど)
これらを見越して、安心して返せる金額の上限を把握しておくことが第一歩です。
SOKENでは、住宅ローン控除・補助金・固定資産税まで含めたリアルなシミュレーションを無料でご提案しています。
🧭 ステップ3|事前相談で「建築との相性」を確かめる
金利だけを比較して選ぶと、後で「こんなはずじゃなかった」となってしまうことも。
たとえば…
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建築会社とのスケジュールが合わない
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審査に時間がかかって契約が遅れる
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土地のローンと建物のローンが別になって煩雑に…
そんな事態を防ぐためにも、建築会社と提携している金融機関や、家づくり全体を見渡せるサポート体制のある銀行を選ぶことが重要です。
SOKENでは、実際の工期・土地条件・補助金の適用条件などをもとに、
「この金融機関ならスムーズに進められる」という視点でご提案しています。
まとめ|住宅ローン選びは「価格」だけじゃなく「安心」と「相性」
住宅ローンは、単に「金利が安いかどうか」ではなく、
あなたの暮らし方・建てる家のスタイル・将来の安心感に合っているかどうかが重要です。
SOKENでは、家づくりだけでなく、
資金計画や金融機関選びまで一緒に伴走する家づくりを大切にしています。
「うちはどこの住宅ローンが合ってる?」と迷ったら、
ぜひお気軽にご相談ください。
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