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和室は必要?今どきの和モダン空間アイデア

2025.05.18

今日は家づくりの打ち合わせで必ず聞かれるこの質問にお答えしたいと思います。

「和室って、やっぱり必要なんでしょうか?」

新築住宅を検討しているご家族にとって、「和室をつくるべきかどうか」は意外と悩ましいテーマ。

本記事では、和室の必要性を改めて整理したうえで、暮らしに合う“和モダン空間”のつくり方を、実例とアイデアを交えてご紹介します。


◆ 和室って、そもそも何のためにあるの?

和室とは、日本の伝統的な様式である「畳敷き」の部屋を指します。

畳、障子、襖、縁側、床の間……このような空間は、昔ながらの家には当たり前のようにありました。

最近では「LDK+ランドリールームやパントリーなどの家事ラク空間+洋室」といったプランが主流。

和室は“なくても困らない”空間になりつつあるのも事実です。

それでも私たちが思うのは、

「和室=ただの昔の部屋」ではない。現代の暮らしに合わせて進化できる“多目的空間”だということ。


◆ 和室があると、実はこんなに便利!

和室のメリットを「今の暮らしの視点」で見直してみましょう。

1|赤ちゃんのお昼寝やおむつ替えスペースに最適

畳の弾力性は、ハイハイ期や寝返り期の赤ちゃんにぴったり。

布団もそのまま敷けるし、ベビーベッドがなくてもOK。

親御さんがゴロンと横になって添い寝したり、オムツ替えをしたり…

育児の“ちょっとしたシーン”で重宝されるのが和室です。


2|来客用・親世代との同居にも使える

両親や親戚が泊まりに来たときに、サッと布団を敷ける和室があると便利です。

また、大分のように「将来的に親と同居の可能性がある地域」では、

1階に和室がある=将来の寝室になる可能性も含んでプランを考えると失敗がありません。


3|子どもの遊び場・学習スペースに使える

和室はリビングに隣接させて“子どもコーナー”として活用されるケースも多く、

・おもちゃを広げても傷がつきにくい

・畳だから転んでも痛くない

・将来的には勉強スペースにも

と、成長に応じて柔軟に使えるのが大きな魅力です。


4|ライフステージに合わせて使い方が変えられる

和室は“使い方を固定しない空間”だからこそ、変化に強い=長く使えるという視点を忘れずに。


◆ じゃあ「どんな和室」が今どきなの?

昔ながらの「床の間付き6畳和室+押入れ+襖」の和室。

このスタイルも美しいですが、今のライフスタイルにはちょっと重いかもしれません。

そこで提案したいのが、「和モダン空間」という考え方です。


◆ 和モダンってどんな空間?

「和モダン」とは、“和”の素材や雰囲気を活かしながら、現代のデザインや機能性を取り入れた空間のこと。

以下のような工夫を取り入れると、古くさくない、でも落ち着く空間ができます。


和モダン空間のつくり方アイデア

◎ 小上がり畳スペース(段差で空間分け)

段差があることで“ちょっとした特別感”が生まれます。


◎ 半畳縁なし畳+壁クロスで“和すぎない”

最近は、カラフルな縁なし畳(グレー・ベージュ・藍色など)も豊富です。

白いクロス壁や天井と組み合わせれば、まるで北欧風な和空間に。


◎ 天井や建具に「木の素材感」を活かす

・天井に杉板を張る

・吊り押入れの下に間接照明

・障子風のスクリーンで柔らかい光を演出

これだけでも“ほっとする”和モダンの雰囲気に。


◎ 畳+掘りごたつ+ワークスペース

最近のトレンドは、「在宅ワークができる和室」

掘りごたつ式にすれば長時間座っても快適。

子どもが隣で遊ぶのを見ながら仕事もできます。


◆ 和室を取り入れた実例(SOKENで人気のスタイル)

SOKENでは「平屋+和モダン」の組み合わせが人気です。

▶ 事例①|リビングとフラットにつながる4.5畳の畳コーナー

▶ 事例②|ファミリークローゼット横の和室

▶ 事例③|2階にある“和×書斎”空間

▶ 事例④|“家事ラク動線×くつろぎ和モダン”のSOKEN人気プラン

水回り動線・くつろぎ・家族時間、すべてを欲張りに叶えた設計です。

“いまどきの和室っていいかも”と思わせてくれる、SOKENで人気のプランです。

このプランをもっと詳しく見たい方へ!

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◆ 和室は“使い方”次第で可能性が広がる

「なんとなく和室って古くさい…」と思っていた方、

「今の暮らしにフィットする和室のかたち」がイメージできたでしょうか?

ポイントは「和室をつくるかどうか」ではなく、

“その空間をどう活かすか”を考えること。

一部の方にとっては、「なくても困らない」。

でも、多くのご家族にとっては、「あると暮らしがラクになる」。


◆ まとめ|和室は“必要”ではなく“活かせる”空間

結論として、和室は「絶対に必要」な空間ではありません。

でも、暮らしに寄り添う“余白”として、上手に活かせば大きな価値をもたらしてくれる空間です。

「畳=昔の名残」ではなく、

「畳=新しい暮らしのスタイル」として、自由に取り入れてみてはいかがでしょうか?


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