BLOG

ブログ

TOPブログ台風シーズン前に!窓の防災対策まとめ

台風シーズン前に!窓の防災対策まとめ

2025.06.23

こんにちは。大分で災害に強い家づくりを提案しているSOKENです。

夏から秋にかけて増えてくる「台風」。

私たちが暮らす九州地方では、毎年のように大型の台風が接近・上陸しており、住宅への備えはもはや“必須”となっています。

特に注意したいのが、住宅の窓

飛来物や強風の影響を最も受けやすく、実際に被害報告も多い箇所です。

今回は、今住んでいる家にも・これから家を建てる方にも役立つ「窓の防災対策」を、徹底的にまとめてお届けします。


1. 台風時の「窓被害」とは?

まずは、なぜ窓の対策が必要なのか。

以下のような被害が現実に発生しています。

● 飛来物によるガラス破損

強風で飛ばされた瓦、看板、木の枝、物干し竿、植木鉢などが、窓に直撃。

ガラスが割れ、破片が室内に飛び散る危険性があります。

● 強風による圧力で窓が破壊

風速40〜50m/sの暴風になると、窓のサッシごと変形・破損することも。

住宅全体の気密が失われ、雨風が一気に侵入します。

● 気圧変化による“建物全体の損傷”

窓が割れて気密が失われると、内部と外部の気圧差が急激に変化し、屋根が吹き飛ぶなど、構造被害に発展することも


2. 今からできる!窓の防災対策7選

① 飛散防止フィルムを貼る(最も手軽な対策)

透明のポリエステルフィルムをガラスに貼ることで、割れても破片が飛び散らず、ケガのリスクを軽減。

豆知識: 窓の内側から貼るタイプが多く、外貼り用は強度がより高くなります。


② シャッター・雨戸を設置(外からの物理的防御)

最も効果が高いのが「窓の前にバリアを作る」方法。

シャッターは飛来物をシャットアウトし、風圧も分散してくれます。

創建の施工事例:

シャッター付き掃き出し窓を採用した住宅では、台風直撃時も「安心して眠れた」という声も。


③ 防犯合わせガラスを採用(割れにくく、貫通しにくい)

“合わせガラス”は、2枚のガラスの間に特殊な中間膜(PVBフィルムなど)を挟んだ構造で、割れても破片がくっついたまま剥がれないのが特徴。

注意: 網入りガラスは熱割れのリスクがあるため、日当たりの良い面では非網入りを選ぶと安心。


④ 窓の鍵・サッシの点検・補修(風の侵入経路を断つ)

年数が経過した家では、サッシが劣化してガタついていたり、鍵がきちんと閉まっていないケースも。

POINT:

簡単な調整なら自分でOK。サッシの歪みや部品の破損は早めに業者に相談を。


⑤ 養生テープの“バッテン補強”は効果ある?

ニュースなどで見かける「×印の養生テープ」。

実は、破損防止効果はほぼありません

正しい使い方: 飛散防止フィルムの代用として貼るなら「全面貼り」の方が効果的。


⑥ 外部の物を室内に片付ける(“飛ばさない”が最大の予防)

窓を壊す一番の原因は「飛んできたもの」。

その“飛んでくる物”が自宅の物だった…というケースも多くあります。

片付けるべきものリスト

POINT: 前日までに室内や倉庫に避難を。できない場合はロープで固定を。


⑦ 窓の内側に厚手のカーテンや段ボールを

二重の“飛散対策”として、カーテンを閉めておくだけでもガラス飛散から身を守れます。

さらに:


3. 新築・建て替えの方へ|“防災住宅”のポイント

これからマイホームを計画する方は、「窓の防災性能」にも注目しておきましょう。

● サッシの等級をチェック

JIS規格に基づく「耐風圧性能」があり、**S-3等級以上(風速54m/s程度)**がおすすめ。

● 高性能住宅で災害にも強く

創建の住宅では、**耐震等級3・断熱等級5・C値0.6(気密)**の高性能住宅をご提案中。

高気密だからこそ、風の侵入を最小限にでき、台風被害も最小限に抑えられます。


4. 台風前の“窓まわり”チェックリスト

最後に、台風の接近が予想される際に確認すべきポイントをまとめました。

チェックリストとしてお使いください!

✅ 飛散防止フィルム・シャッターは設置されているか

✅ サッシや鍵に不具合がないか

✅ 家の外に飛びそうな物はないか

✅ 窓ガラスの近くに非常灯を準備したか

✅ 雨戸・シャッターの開閉がスムーズか

✅ 割れた場合の避難経路を確認したか

✅ 損害保険(風災)の補償内容を見直したか


5. まとめ|「備えは窓から」家族を守るためにできること

窓は、外と家をつなぐ“弱点”であると同時に、自然光や風通しをもたらしてくれる大切な存在です。

だからこそ、「災害から守る仕組みを持たせること」が、快適で安心な暮らしにつながります。

創建では、台風や災害にも強い窓設計・住まい提案を行っています。

「この窓にシャッターを後付けできる?」「このガラスは台風に強い?」など、どんな小さなご相談も歓迎です。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

SOKENでは完成見学会を6月22日(日)-7月21日(月)に開催いたします。

↓下のバナーをクリック