家づくり初心者がまず知っておくべき5つのキーワード|大分で後悔しない住まいづくり

「そろそろマイホームを建てたい」と考え始めたとき、多くの人が最初に直面するのは「専門用語が分からない」という壁です。
建築会社や工務店と打ち合わせをしても、聞き慣れない言葉が飛び交い、「結局どういう意味なのか?」と戸惑うことも少なくありません。
大分エリアは温暖な気候ながらも台風や地震などの自然災害リスクがあり、さらに市街地と郊外で土地条件も大きく変わります。
だからこそ、家づくりを進めるにあたって「基本のキーワード」をしっかり押さえておくことが大切です。
今回は、家づくり初心者がまず知っておくべき5つのキーワードを解説します。
これらを理解しておくだけで、土地選びから間取り、資金計画に至るまでの判断がスムーズになり、失敗や後悔を防ぐことにつながります。
1|坪単価(つぼたんか)を正しく理解する
坪単価とは?
坪単価とは、1坪(約3.3㎡)あたりにかかる建築費用の目安です。
たとえば「坪単価70万円」で30坪の家を建てる場合、建物本体の費用は2,100万円という計算になります。
大分市や別府市の注文住宅では、60万〜100万円前後/坪が一般的な水準です。
ただし、この数字は会社や仕様によって大きく変わるため、「安い=お得」「高い=贅沢」と単純に判断するのは危険です。
坪単価の落とし穴
注意したいのは、坪単価にどこまでの費用が含まれているか。
会社によっては「建物本体のみ」で、外構や照明・カーテン、諸費用などが別途になる場合もあります。
逆に「付帯工事込み」で提示している会社もあります。
大分で家を建てる場合、台風対策や駐車場整備などの外構工事が必須になることも多いため、「坪単価に何が含まれているか」を必ず確認しましょう。
坪単価を比較する際のポイント
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本体工事に含まれる範囲をチェック
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設計料や地盤改良費は別かどうか
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外構・照明・カーテンなど生活に必要なものが入っているか
同じ坪単価70万円でも、実際の総額が500万円以上違うケースもあります。
2|建ぺい率と容積率を理解して土地選びに活かす
建ぺい率とは?
建ぺい率とは、敷地面積に対して建物がどれだけ建てられるかを示す割合です。
たとえば、30坪の土地で建ぺい率60%なら、建物の1階部分(建築面積)は最大18坪まで建てられるということになります。
容積率とは?
容積率は、敷地面積に対して建てられる延床面積の割合です。
同じ30坪の土地で容積率200%なら、建物全体の延床面積は60坪まで建築可能。
つまり2階建てや3階建ての計画に関わる重要な数字です。
大分市で注意すべき点
大分市の市街地では、住宅地によって建ぺい率や容積率が厳しく制限されている場所もあります。
特に中心部や狭小地では容積率がネックになることが多く、希望する間取りが入らないことも。
逆に郊外では建ぺい率・容積率に余裕があるため、平屋や広い庭付き住宅を建てやすいという特徴があります。
ポイント
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狭小地=建ぺい率・容積率の制限が厳しい
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郊外=庭や駐車場スペースを確保しやすい
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土地契約前に建築会社に相談しておくと安心
3|耐震等級で「安心」を数値化する
耐震等級とは?
耐震等級は、住宅がどれだけ地震に強いかを示す指標です。
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等級1:建築基準法レベル(最低基準)
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等級2:等級1の1.25倍(病院・学校に相当)
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等級3:等級1の1.5倍(消防署・警察署に相当)
大分で耐震が重要な理由
大分は「地震が少ない地域」と思われがちですが、実際には熊本地震や南海トラフ地震のリスクがあります。
過去の地震でも大分県内に大きな揺れが及んだことがあり、今後も備えが必要です。
ツーバイフォー工法の強み
創建が採用しているツーバイフォー工法は、壁全体で建物を支えるため、地震の揺れを分散して倒壊リスクを低減できます。
さらに、耐震等級3を満たす設計が可能で、家族の命と資産を守ります。
耐震等級を高めるメリット
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家族の安全を守る
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災害後も住み続けられる(在宅避難が可能)
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地震保険料が割引になる
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将来的な資産価値が下がりにくい
4|断熱性能と快適性・光熱費の関係
断熱性能とは?
断熱性能は、外気の影響をどれだけ防ぎ、室内の快適さを保てるかを示す性能です。
特に大分は夏の蒸し暑さと冬の冷え込みが厳しいため、断熱性能が低いと冷暖房費がかさみ、結露やカビのリスクも高まります。
断熱等級の基準
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断熱等級4:従来の省エネ基準
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断熱等級5:ZEH水準(次世代省エネ基準)
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断熱等級6〜7:HEAT20 G2・G3レベル
大分で長く快適に住むなら、等級5以上(HEAT20 G2相当)がおすすめです。
高断熱のメリット
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冷暖房費を抑えられる
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年中快適な室温を保てる
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ヒートショックのリスクを減らす
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家の寿命を延ばす(結露・カビ防止)
5|資金計画と住宅ローンの考え方
総額で考える
家づくりで失敗しやすいのが、「建物本体価格だけ」で予算を考えてしまうことです。実際には以下のような費用も必要になります。
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登記費用や火災保険などの諸費用
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外構・駐車場・庭工事などの付帯工事費
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引っ越し代、家具・家電購入費
総額を把握しないと、思わぬ出費でローンが苦しくなることもあります。
完済年齢を意識する
住宅ローンを組むときは、返済額よりも完済年齢を意識しましょう。
たとえば、40歳で35年ローンを組むと完済は75歳。年金生活と重なり、返済が厳しくなる可能性があります。
大分での資金相談
創建では、FP資格を持つスタッフがライフプランを踏まえた資金シミュレーションを実施。教育費や老後資金を考慮しながら、安心できる返済計画を一緒に立てています。
まとめ|5つのキーワードで家づくりの基礎を押さえる
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坪単価:比較の目安。含まれる内容を必ず確認
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建ぺい率・容積率:土地選びと間取りに直結
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耐震等級:安全性と資産価値のカギ
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断熱性能:快適性と光熱費に直結
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資金計画:完済年齢を意識して無理のないプランを
大分で家づくりを成功させるためには、これらの基本を理解しておくことが何より大切です。
創建では、地元に根ざした工務店として、耐震に強いツーバイフォー工法と快適性を高める高断熱仕様を標準に、安心のマイホームをご提案しています。
ぜひ見学会や相談会に足を運んでいただき、実際の住まいを体感してください。地域密着だからこそできるサポートで、家づくりの不安を一つひとつ解消していきます。