線状降水帯と水害から家を守るためにできること【大分の家づくり】

最近のニュースで「線状降水帯による大雨」という言葉を耳にしたことはありませんか?
ここ数年、日本各地で記録的な大雨が相次ぎ、毎年のように河川の氾濫や浸水被害が報告されています。
大分県でも、梅雨や台風の時期になると河川が増水し、住宅地で床下・床上浸水が起きた事例があります。
「自分の地域は大丈夫」と思っていても、想定外の大雨に襲われることは珍しくありません。
そこで今回は、線状降水帯とは何か?水害で住宅が受ける被害、家づくりでできる備え、そして実際に大雨が来たときの安全な行動について解説します。
線状降水帯とは?
【出典】日本経済新聞
線状降水帯とは、積乱雲が連なって帯状に発達し、同じ場所に長時間大雨を降らせる現象です。
数時間で「1か月分の雨」が降ることもあり、河川の氾濫や土砂災害、都市部での内水氾濫などを引き起こします。
気象庁も2021年から「線状降水帯発生情報」を出すようになり、防災上の重要なキーワードとなりました。
大分では、玖珠町や日田市など山間部での豪雨、また大分市中心部でも内水氾濫のリスクが高まっています。
つまり「山沿い」「川沿い」だけでなく、都市部に住む人にとっても無関係ではない現象です。
水害で家が受ける被害
大雨や洪水によって家が受けるダメージは想像以上に大きいです。
-
床下・床上浸水
畳やフローリングが水に浸かり、住めない状態になる。 -
家電・家具の損壊
冷蔵庫・洗濯機・ソファなどが全てダメになることも。 -
基礎や柱へのダメージ
水に長時間さらされると、構造材の劣化や腐食につながります。 -
カビや悪臭の発生
乾燥後もカビが広がり、健康被害の原因になる。
一度浸水してしまうと、修繕には数百万円以上かかるケースも多く、長期間住めなくなるリスクもあります。
家づくりでできる水害対策
1. 土地選びとハザードマップ確認
まず大切なのは土地選び。洪水・土砂災害・津波などのハザードマップを確認し、リスクが低い場所を選びましょう。
2. 基礎を高くする
基礎を通常より高めに設定すると、床上浸水のリスクを減らせます。低地に建てる場合は特に有効です。
3. 排水計画の工夫
庭や駐車場の勾配を工夫し、雨水を排水路へスムーズに流す仕組みをつくることも重要です。
4. 窓・ドアの止水対策
止水板や防水パネルを備えると、玄関や掃き出し窓からの浸水を防ぐことができます。
5. 外構の工夫
物置やフェンスが流されて被害を拡大することも。強風や水に耐えられる設置を心がけましょう。
水害が起きたときに安全に行動するために
どんなに備えても「今まさに水害が起きている」ときは、行動が命を守ります。
-
早めに避難する
避難指示や警報が出たら迷わず避難。夜間や雨脚が強まってからでは危険です。 -
高い場所へ移動する
避難できない場合は、2階や屋根裏などの高い場所に移動して安全を確保します。 -
ブレーカーを落とす
浸水が迫っている場合は感電防止のために必ずブレーカーを切りましょう。 -
持ち出し品の準備
懐中電灯・モバイルバッテリー・水・食料・常備薬は最低限必要です。
家族で「避難経路」と「集合場所」をあらかじめ決めておくと安心です。
火災保険と水害補償の確認も大切
水害への備えは家づくりだけではありません。
火災保険の中には「水災補償」がついているものがあり、床上浸水や土砂災害による損害が補償対象になることもあります。
ただし、契約内容によっては自己負担額が設定されている場合もあるため、家を建てるタイミングで保険の内容をしっかり確認することが重要です。
大分での家づくりに必要な視点
大分は自然豊かで暮らしやすい地域ですが、台風や梅雨の豪雨は避けられません。
だからこそ「耐震」「耐風」と同じくらい「水害に強い家づくり」も大切になります。
弊社ではツーバイフォー工法を採用した高耐久住宅を基本に、土地選びから外構・排水計画までトータルでご提案しています。
自然災害を前提にした家づくりこそ、これからの時代に必要な考え方です。
まとめ
-
線状降水帯は長時間の大雨をもたらし、水害リスクを高める
-
家は床上浸水や家電・構造材の損傷など大きなダメージを受ける
-
基礎を高くする、排水計画、止水板など家づくりでできる対策は多い
-
実際の大雨時は「早めの避難」「高所への移動」「ブレーカーを切る」など安全行動が最優先
-
火災保険の水災補償を確認しておくと、万一の経済的備えにもなる
自然災害は防げませんが、備えと行動で被害を最小限にすることは可能です。
大分で安心できる家づくりを考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
📌 お問い合わせ
🏢 株式会社 創建(SOKEN)
📍 大分県別府市浜町14-2 創建ビル
📞 0977-25-8994
🌐 公式サイト
📩 資料請求はこちら