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iDeCoはやるべき?やらないべき? 今から始める老後資金の新常識

2025.11.17

「老後資金が不安」「貯金だけでは心配」「NISAとiDeCo、どっちを使えばいいの?」

そんな声を、お客様から伺うことが増えてきました。

子育て、住宅購入、教育費、そして老後資金。

人生にはさまざまなお金のイベントがあり、どれも“今の暮らしと未来の安心”に関わってくる大切なテーマです。

今回は、その中でも注目されている iDeCo(イデコ) について、

「やるべき?」「やらないべき?」を、後悔しない視点でわかりやすく解説します。

家づくりを考える方にも関係が深い内容なので、ぜひ参考にしてみてください。


1. そもそもiDeCoとは?仕組みをやさしく解説

iDeCoは“自分でつくる年金”。

毎月の掛金を投資信託や定期預金で運用し、60歳以降に年金または一時金として受け取れる制度です。

最大の特徴は 税制優遇がとても強い こと。

iDeCoの3つのメリット

  1. 掛金が全額所得控除(=税金が安くなる)

  2. 運用益が非課税(通常は約20%かかる税金がゼロ)

  3. 受け取り時にも控除あり

とくに大きいのは「掛金全額が所得控除」という点です。

たとえば月1万円を拠出している人なら、年間12万円が課税所得から引かれるので、税率によっては 毎年2〜3万円節税できることもあります。

これほどの優遇は、他のどの制度にもありません。


2. iDeCoのデメリットは?“やらないほうがいい人”もいる

メリットが多い一方で、注意点もあります。

結論から言うと、全員がやるべき制度ではありません。

① 60歳まで引き出せない

これが最大のデメリット。

教育費・マイホーム購入・介護・車の買い替え——

人生の大きなイベントに使えないため、「いつでも引き出せるお金」を確保しておく必要があります。

▶② 原則として掛金停止は可能だが、手続きが必要

途中でやめたいと思ったとき、少しだけ手間があります。

▶③ 主婦や低所得層は節税効果が小さくなる場合も

所得控除は「払っている税金の分しか戻らない」ため、

もともと税金が少ない人は、iDeCoの魅力が薄くなることもあります。


3. iDeCoは“こういう人が向いている”

家計相談の現場では、次の条件に当てはまる方は iDeCoと相性が良い と感じます。

共働き家庭で、世帯収入が安定している人

所得税・住民税が高めなため、節税メリットが大きい。

老後資金を計画的に準備したい人

60歳まで使えない=“強制的に貯まる”仕組みになる。

すでにNISAを活用している人

iDeCoとNISAは併用でき、税制メリットを最大化できる。

住宅ローンを無理なく返済できる家計の人

毎月のキャッシュフローが安定していて、生活防衛費も確保できている。


4. 逆に“iDeCoを急いで始めないほうがいい人”

以下に当てはまる場合、iDeCoよりNISAを優先したほうが安心です。

教育費のピークが近い(小学生高学年〜高校生など)

急な出費が増えるため、自由に使える資金を確保すべき。

住宅購入の予定が近い

頭金・諸費用・引っ越し代でまとまった金額が必要になるため、流動性が必要。

貯金が100万〜150万円以下しかない

生活防衛資金が不十分なまま“引き出せない資金”を増やすのは危険。


5. iDeCoが「家づくりと相性がいい」3つの理由

住宅ローンとiDeCoは、実は組み合わせるととても相性が良いのです。

① 節税メリットで“実質の家計負担”が軽くなる

年間2〜4万円の節税があると、

・年間の固定資産税の一部

・保険料

・住宅ローン繰上げ返済

などに回せます。

② 長期で積立を続けることで「老後の住まいの安心」が増える

・リフォーム費用

・メンテナンス費用

・老後の住み替え

にも備えられる。

③ NISA+iDeCo=“未来の家計”が強くなる

NISAは自由に使えるお金

iDeCoは引き出せないお金

これを2本柱にすると、住宅ローン返済中でも将来がとても安定します。


6. 実際、iDeCoは“やるべき”なのか?

▶ iDeCoをやるべき人

→ この条件に当てはまるなら、iDeCoは強力な味方!

税金が減り、資産が増え、将来の不安が大きく減ります。


▶ iDeCoを急いでやらないほうがいい人

→ この場合は、まずNISAを優先するのが安心。


7. 無理なく始めるための“正しい順番”

① 貯金(生活防衛費)
② NISA

③ iDeCo

この順番なら、家計を圧迫せず将来の資産形成ができます。

とくに住宅ローンを組む予定のご家庭は、

“流動性のあるお金”を持っておくことが最優先。

そのうえで余裕が出たら、iDeCoを追加するのがおすすめです。


8. まとめ:iDeCoは「やる・やらない」より“使いどころ”が大事

iDeCoはとても優秀な制度ですが、万能ではありません。

大切なのは「自分の家計と人生計画」に合わせて使うこと。

・家計に余裕がある

・節税メリットを受けられる

・老後資金を計画的に準備したい

そんな方には、iDeCoは間違いなく強い追い風になります。

SOKENでは、住宅ローンの相談と合わせて資産形成の考え方についてもサポートしています。

「うちの家計ならiDeCoは向いている?」「NISAと併用してもいいの?」

そんな疑問も、お気軽にご相談ください。

家づくりも家計づくりも、計画的に進めていきましょう。


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