「毎月いくら払うか」が決まっている安心|共働き子育て世帯が固定金利を選び始めた理由
家づくりのご相談を受けていると、ここ最近とても増えている質問があります。
それが、住宅ローンの金利についてです。
「変動金利のままで大丈夫でしょうか?」
「固定金利を選ぶ人が増えているって聞いたけど、本当ですか?」
特に共働きで子育て中のご家庭ほど、
住宅ローンを“安さ”だけでなく、安心できるかどうかで考える方が増えてきました。
そんな流れを裏付けるようなニュースが報じられています。
固定金利の利用が増えているというニュース
日経新聞では
固定型住宅ローンの利用が急増していることが伝えられました。
記事によると、背景にあるのは日銀の金融政策の転換です。
長く続いたマイナス金利政策が2024年に解除され、その後、政策金利の引き上げが行われました。
これにより、これまで低水準だった変動金利が上昇局面に入ったとされています。
その結果、
「今後、変動金利では利息がどのくらい増えるのか読みにくいが、
固定金利なら先々の見通しがつく」
こう話すのは、関西地方に住む37歳の自営業の男性。
新築の注文住宅を建築中で、2026年に引き渡し予定。
2人の子どもを抱え、将来の教育費も見据え、
住宅ローンの返済額を確定させておきたいと考え、
全期間固定金利の商品を選んだそうです。
この記事の中で使われている言葉が、とても印象的でした。
「家計の不確定要素をなくしておきたい」
これは、まさに今の共働き子育て世帯の本音ではないでしょうか。
なぜ今、共働き世帯は「固定金利」に目を向けるのか

かつては、
「住宅ローン=とにかく金利が低い変動型」
という時代がありました。
実際、長く続いた低金利環境の中で、
多くの方が変動金利を選んできたのも事実です。
ただ、今は状況が少し変わってきています。
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物価の上昇
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教育費の負担増
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光熱費・生活費の変動
こうした中で、
住宅ローンの返済額まで毎月変動するのは不安
と感じる方が増えてきました。
共働き世帯の場合、
家計は「収入が2本柱」だからこそ、
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どちらかが働けなくなったら
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子どもに想定外の出費があったら
と、将来のリスクをより現実的に考える傾向があります。
固定金利を選ぶ理由は、
「得をしたいから」ではなく、
「安心して暮らしたいから」。
この価値観の変化が、今回の記事の背景にあると感じます。
フラット35の利用が大きく増えている理由
記事の中で特に触れられているのが、
全期間固定型住宅ローン「フラット35」です。
2025年7〜9月の申請件数は、
前年同期と比べて約51%増。
それまで減少傾向だった利用件数が、
2024年後半から増加に転じています。
理由のひとつは、
金利が比較的安定していること。
記事によれば、
10年物国債利回りは上昇している一方で、
フラット35の最低金利は、
2024年1月の年1.87%から、
2025年10月時点で年1.89%と、ほぼ横ばい。
住宅金融支援機構も
「利用者が使いやすい金利水準を目指している」
とコメントしています。
さらに、
家族構成や住宅性能に応じて金利が引き下げられる制度もあり、
条件が合えば、一定期間最大年1%の引き下げが受けられるケースもあります。
固定金利=保守的、ではない

「固定金利って、なんだか守りの選択に見える」
そう感じる方も、まだいらっしゃるかもしれません。
ですが、今回の記事を読んで感じたのは、
固定金利を選ぶ人たちは、
とても現実的で前向きな選択をしているということです。
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住宅ローンの返済額が決まっている
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将来の支出を予測しやすい
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家計管理がシンプルになる
これは、
「お金の不安を減らすことで、暮らしに集中する」
という考え方でもあります。
住宅ローンが不安の種にならなければ、
子どもとの時間や、日々の暮らしに
もっと目を向ける余裕が生まれます。
大分で家を建てる共働き世帯にこそ考えてほしいこと
大分で家づくりを考える方の多くは、
「背伸びしすぎない暮らし」を大切にされています。
首都圏のように
収入が大きく伸び続ける前提ではなく、
今の暮らしを安定させることを重視する方が多い地域です。
だからこそ、住宅ローンも、
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無理なく
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分かりやすく
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長く続けられる
そんな選び方が合っていると、私たちは感じています。
固定金利が向いているかどうかは、
ご家族ごとに違います。
ですが、
「毎月の返済額が決まっている安心感」
を大切にしたい方にとって、
固定金利はとても相性の良い選択肢です。
創建が大切にしている住宅ローンの考え方

創建では、
「このローンが一番お得です」といった
一方的な提案はしていません。
大切にしているのは、
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どんな暮らしをしたいのか
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どんな家計バランスなら安心か
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将来、どんな支出が想定されるか
こうしたことを一緒に整理することです。
住宅ローンは、
家を建てるための手段であって、
目的ではありません。
ローン選びが原因で、
暮らしに無理が生まれてしまっては意味がない。
だからこそ、
固定・変動のどちらが正解かではなく、
「そのご家族にとって安心できるか」を
一緒に考えています。
住宅ローンを「不安」から「安心」へ
金利が上がる、というニュースだけを見ると、
不安になってしまう方も多いかもしれません。
でも今回の記事が教えてくれるのは、
「不安な時代だからこそ、選びやすい選択肢が整理されてきた」
ということです。
固定金利を選ぶ人が増えているのは、
家づくりを諦めているからではありません。
むしろ、
これからの暮らしを大切に考えている証拠です。
住宅ローンも含めて、
家づくりを前向きに考えたい方は、
ぜひ一度、じっくりお話を聞かせてください。
ご家族に合った「安心のかたち」を、
一緒に見つけていきましょう。