共働き家庭の「子どもの留守番」が心配…。鍵・見守り・家づくりでできる防犯対策
共働き家庭では、子どもが小学生になると「放課後、親が帰るまでどう過ごす?」という悩みが出てきます。
学童や習い事を利用していても、毎日必ず大人と一緒にいられるとは限りません。
「ちゃんと鍵を閉めたかな?」
「鍵をなくしていないかな?」
「無事に家に帰っているかな?」
仕事中にふと気になって、スマホを確認してしまう方も多いのではないでしょうか。
実際に、共働き家庭を対象とした調査でも、子どもの留守番や鍵の管理に不安を感じている家庭が多いことが分かっています。
今回は、共働き家庭の「子どもの留守番」について、家づくりの視点からできる対策を考えてみます。
共働き家庭の半数以上で、子どもだけの時間が発生
新建ハウジングが2026年7月に紹介した、Natureによる調査では、小学生の子どもを持つ共働き家庭300人を対象に、留守番や鍵管理について聞いています。
その結果、平日の放課後に子どもだけで家にいる時間が、
「ほぼ毎日」34.8%
「週2〜3日」20.5%
となり、合わせて55.3%にのぼりました。
つまり、対象となった家庭の半数以上で、週に何度も「子どもだけで過ごす時間」が発生しているということです。
学童や塾、習い事などを利用していても、帰宅時間と親の仕事が終わる時間がぴったり合うとは限りません。
子どもが成長するにつれて、一人で帰宅する場面も増えていきます。
だからこそ、これから家を建てるなら、「子どもだけで帰宅する日もある」ことを想定した住まいづくりも考えておきたいところです。
一番の心配は「鍵、ちゃんと閉めた?」

調査で保護者が最も心配していたのが、
「家を出る際に戸締まりを忘れていないか」56.7%
というものでした。
また、子ども専用の物理鍵を持たせている家庭は53.3%。
一方で、
「鍵をなくさないかな」
「鍵を持っていることを周囲に知られたら心配」
といった不安も多く挙げられています。
少し気になるのが、16.0%の家庭が屋外の決まった場所に鍵を隠しているという結果です。
植木鉢の下や郵便受けなど、“家族だけが知っている場所”のつもりでも、防犯面を考えるとできれば避けたい方法です。
「スマートロック」という選択肢も
こうした鍵の悩みを減らす方法のひとつが、スマートロックや電子錠です。
暗証番号やカード、スマートフォンなどで解錠できるタイプなら、子どもが物理的な鍵を持ち歩かなくても済む場合があります。
製品によっては、
- 施錠・解錠の履歴を確認できる
- 外出先から鍵の状態を確認できる
- オートロックを設定できる
- 子どもの帰宅を把握できる
といった機能もあります。
もちろん、機種や通信環境によって機能は異なりますが、
「鍵を持たせる」以外にも方法がある
と知っておくだけでも、家づくりの選択肢は広がります。
新築を計画する際は、玄関ドア選びの段階で電子錠について相談してみるのもおすすめです。
見守りは「カメラをつける」だけじゃない

今回の調査では、
「子どもの現在地や安否をリアルタイムで把握できない」39.0%
という悩みも挙げられました。
そこで考えたいのが、家にいなくても「帰ってきた」が分かる仕組みです。
玄関のスマートロックはもちろん、インターホンや屋外カメラなど、住宅設備を上手に組み合わせる方法もあります。
ただし、設備だけに頼るのではなく、
「帰宅したらLINEする」
「知らない人が来ても玄関を開けない」
「友達と遊びに行くときは連絡する」
など、家族のルールを決めておくことも大切です。
設備+家族のルール
この両方があることで、より安心につながります。
間取りでも「子どもの留守番」を考えられる
防犯というと鍵やカメラを思い浮かべがちですが、実は間取りも大切です。
例えば、
玄関から家の中が丸見えにならない間取り
なら、来客時に室内の様子を知られにくくなります。
また、道路側の大きな窓についても、外から室内が見えすぎないよう、窓の位置や高さを工夫する方法があります。
一方で、完全に閉じた家にしてしまうと暗くなってしまうため、
中庭や高窓から光を取り入れる
といった設計もひとつの方法です。
プライバシーを守りながら、明るく心地よく暮らす。
これは建築家住宅や注文住宅だからこそ考えられる部分でもあります。
家は「今」だけでなく、数年後の暮らしまで考えて
家を建てるとき、小さなお子さんがいる家庭では、
「リビングで遊ぶ場所」
「おもちゃ収納」
「子育てしやすい家事動線」
などに目が向きやすいものです。
もちろん、それもとても大切。
でも子どもは数年後には小学生になり、やがて一人で学校から帰るようになります。
だからこそ、
「子どもが一人で帰宅するようになったら?」
という少し先の暮らしまで想像してみることも、家づくりでは大切です。
鍵の管理、玄関の防犯、見守り設備、外からの視線を考えた窓配置。
こうした小さな工夫が、共働き家庭の毎日の安心につながっていきます。
創建では、大分・別府エリアで、ご家族それぞれの暮らし方や将来の変化まで考えた住まいづくりをご提案しています。
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