2025年版|住宅ローン控除を最大限使うための条件とは?

〜損しない家づくりのために、今こそ知っておきたい制度の基本〜
「そろそろ家がほしいな」と思い始めた方に、必ず知っておいていただきたいのが「住宅ローン控除(正式名称:住宅借入金等特別控除)」です。
この制度、うまく活用できれば10年間で最大195万円(2025年入居の場合)もの税金が戻ってくる仕組み。
家づくりは人生で一番大きな買い物のひとつ。だからこそ、「もらえるものは、しっかりもらう」が鉄則です。
本記事では、大分県で家づくりをお考えの方に向けて、住宅ローン控除を最大限に活用するための条件やポイントを分かりやすくご紹介します。
1|そもそも住宅ローン控除って何?
住宅ローン控除とは、住宅ローンの年末残高の0.7%を所得税や住民税から控除してくれる制度です。
たとえば、年末に住宅ローンの残高が3,000万円あれば、
年間最大21万円が還付・減税されます。
これが最長10年間続くので、最大195万円(※条件により異なります)が戻ってくるというわけです。
2|2025年の住宅ローン控除、どう変わった?
近年の制度変更により、住宅ローン控除の内容は少しずつシビアに。
2025年入居の方には、以下の条件が適用されます。
■ 控除率と期間
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控除率:0.7%(以前の1.0%→引き下げ)
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控除期間:原則10年間(認定住宅は13年)
■ 借入限度額(年末残高の上限)
住宅の性能によって異なります。
住宅の種類 | 借入限度額 | 最大控除額(10年) |
---|---|---|
認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅) | 5,000万円 | 350万円 |
ZEH水準省エネ住宅 | 4,500万円 | 315万円 |
省エネ基準適合住宅 | 4,000万円 | 280万円 |
一般住宅(省エネ基準未満) | 対象外! |
つまり、2025年以降は「省エネ住宅以上」でなければ住宅ローン控除が受けられないという厳しいルールに。
3|最大限活用するには?住宅ローン控除の5つの条件
「住宅ローンを借りれば自動的に控除される」と思っている方も多いのですが、実は満たさなければならない条件がいくつもあります。ここで押さえておきましょう。
【1】床面積が50㎡以上(※合計所得1,000万円以下なら40㎡以上も可)
マンションや平屋などで、床面積がぎりぎり…というケースもあります。設計段階で要注意!
【2】自らが居住すること(投資用・賃貸用は不可)
ご自身やご家族が実際に住む家であることが条件です。
【3】10年以上のローンであること
短期ローンや繰上げ返済に注意!10年未満になると控除対象外です。
【4】年収要件をクリアしていること
住宅ローン控除の対象となるのは、合計所得が2,000万円以下の方です。
【5】住宅性能が基準を満たしていること
2025年入居からは「省エネ基準適合以上」が絶対条件。省エネ性能の確認書類が必要になります。
4|大分で家を建てるなら「認定住宅」がおすすめな理由
ここで、SOKENが強くおすすめしたいのが「認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)」を選ぶこと。理由は明確です。
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控除額が最大(5,000万円×0.7%×10年=350万円)
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13年間控除が受けられるケースもある(認定取得+2024年までの契約で13年)
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地震に強く、資産価値も高い
大分県は地震が少ないとはいえ、熊本地震や南海トラフのリスクも無視できません。
ツーバイフォー工法などの耐震住宅と合わせて、将来の売却時にも有利な「高性能住宅」を選んでおくと、損をしにくい家づくりになります。
5|意外と知らない「住民税控除」との関係
住宅ローン控除は、「所得税から差し引いたあとでも使いきれなかった分」が、住民税からも最大97,500円まで控除できます。
ただし、年収が低すぎると所得税・住民税自体が少ないため、控除をフルに受け取れないことも。
奥さまやご主人の収入状況によっては、「誰の名義で借りるか」が節税効果を左右します。
FP相談の場では、このあたりの戦略的な名義分けもよくご提案しています。
6|自己資金は入れすぎないほうが得?
「頭金は多い方が安心」と思いがちですが、控除額はあくまでローン残高がベースです。
つまり、現金を多く入れてローンを減らす=控除額が減ることに。
たとえば、2,000万円のローンと3,000万円のローンでは、10年間での控除差が70万円(=1,000万×0.7%×10年)にも。
家計全体とのバランスを見て、手元資金を残しつつ控除をフル活用するのが賢い選択です。
7|まとめ|損をしない家づくりは「制度理解」がカギ!
2025年の住宅ローン控除は、かつてより条件が厳しくなりましたが、それでも最大195万円以上の恩恵が受けられる強力な支援策です。
ポイントは以下の通り:
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「省エネ基準以上」でないと控除NG
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「認定住宅」は最大限の控除が受けられる
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自己資金とローン残高のバランスが重要
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家族の収入や名義の分け方も影響大
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大分で建てるなら断熱性・耐震性の高い家がベスト
SOKENでは、住宅ローン控除を含めた資金計画のご相談も随時受け付けています。
家づくりの初期段階からFPの資格を持ったスタッフがしっかりアドバイスを行い、「お金で後悔しない家づくり」をお手伝いしています。
📌 おまけ|FPが教える「失敗しない控除活用術」3つの心得
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家を建てる前に制度を知ることが命!
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「家の性能」は“見えない節税効果”も生む
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迷ったらプロに相談。自分だけで決めない
▶ ご相談はいつでもお気軽に!
「住宅ローン控除を最大限活かしたい」「うちの場合、どうなるの?」という方は、ぜひ無料資金相談会をご利用ください。