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別府市で失敗しないための坂道の多いエリアでの家づくり

2025.05.19

これまで大分のさまざまな地形の土地で家づくりに関わってきましたが、別府市のような“坂の街”には、特有の魅力と課題があります。

今回は、別府で家を建てたいと考えている家づくりを検討中の方に向けて、

坂道の多いエリアで「失敗しない家づくり」のポイントを、設計のプロ目線でお話しします。


◆ 坂道だらけの別府…だけど、それが魅力でもある

別府といえば「温泉のまち」。

でも同時に、“斜面地に広がる住宅地”としても全国的に有名です。

地形的に平野が少なく、山と海が隣り合っているため、住宅街の多くは傾斜地にあります。

具体的に言えば:

坂道があることで“景色・風通し・光”は魅力的。

でも、生活目線で見ると、実は意外な落とし穴も…。


◆ 坂のある土地でよくある「失敗例」

❌ 駐車がしづらい、車が出せない…

「玄関前が急坂で、雨の日に車が滑りそうになる」

「車の下を擦る、出入りが怖い」

こうした声は、意外と多いです。

特に軽自動車やファミリーカーは傾斜に弱いため、坂道接道では駐車場の設計が重要です。


❌ ベビーカーや買い物袋が毎日つらい

玄関までのアプローチが階段だと、

・ベビーカー

・子どもを抱っこ

・大量の買い物袋

こうした日常の動きが、毎日ちょっとした筋トレになってしまいます。


❌ 雨の日・台風時の水はけが悪い

坂の途中に建てる場合、土砂・雨水対策が万全でないと、雨天時に水が溜まる・流れ込むリスクも。

排水の勾配・擁壁の構造がとても重要です。


❌ 建て替え・リフォーム費用が高くなることも

坂道の立地では、工事車両が近づけない=手作業が増える=コスト増ということも。

将来的なリフォーム計画も視野に入れて設計するのがベターです。


◆ 坂道を味方につける、建築家の視点

坂道のある土地は、“面倒な場所”ではありません。

しっかりとした設計力と工夫があれば、むしろ他にはない家をつくるチャンスになります。


✔ ポイント1:土地選びは「勾配」と「接道の向き」を見る

など、実際に歩いてみて確認することが大切です。

▶ おすすめは「敷地より道路が少し低い土地」

→ 駐車しやすく、玄関を道路から見えにくくでき、プライバシー確保にも◎


✔ ポイント2:玄関まで“スロープ”を活かす

階段だけでなく、なだらかなスロープアプローチを組み合わせると、

将来も見据えた設計ができるのは、坂道住宅の設計経験が豊富な工務店を選ぶポイントです。


✔ ポイント3:擁壁・排水・地盤は妥協しない

▶ 建物本体より先に、「土地の安全性」を見極める必要があります。


✔ ポイント4:坂道ならではの「絶景」を楽しむ設計

景色を切り取る設計は、坂道の特権です。


◆ 坂道エリアでの家づくり、まずどう動く?

「坂道の土地って、ちょっと怖い…」という方もご安心ください。

正しいステップで土地選びを進めれば、リスクは減らせます。


ステップ①:地形図・ハザードマップを確認

まずは地図アプリや市のハザードマップを使って、

を確認しましょう。

平坦かと思いきや、実は裏側が急傾斜…なんて土地もあるため注意が必要です。


ステップ②:地元工務店に“土地ごと相談”を

SOKENのように別府市を知り尽くした工務店なら、

不動産屋さんでは教えてくれない“暮らし目線のリアルなアドバイス”ができます。


ステップ③:暮らしやすさ重視の設計を一緒に考える

「その土地にぴったりの設計」を楽しむのが、坂道家づくりの醍醐味です。


◆ まとめ|坂のある別府で、自分たちらしい家をつくろう

坂道の多い別府での家づくりは、確かに工夫が必要です。

でも、だからこそ「他にはない、暮らしに寄り添った家」が実現できます。

✔ 駐車場や玄関の高さ

✔ 擁壁や排水の設計

✔ 眺めや風通しを最大限に活かす工夫

これらをきちんと計画することで、“坂を活かした家”が完成します。


地元を知り尽くした私たちSOKENが、

あなたの家づくりを一緒に考えます。

👉別府市での土地探しやプラン相談はお気軽にお問合せください