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耐震等級3がなぜ重要?災害に強い家づくりとは【ツーバイフォー工法の実力】

2025.07.06

はじめに|“地震と共に生きる国”で暮らすということ

日本は、世界でも有数の「地震大国」です。

実際に、世界で発生する震度6以上の大地震の約20%は、面積わずか0.25%の日本で起こっているとも言われています。

地震からは逃げられない国だからこそ、「家の耐震性」は命と暮らしを守るために絶対に欠かせないポイントです。

特に、近い将来「南海トラフ巨大地震」が発生すると予測されており、多くの専門家が警鐘を鳴らしています。

そこで今回は「耐震等級3」がなぜ重要なのか、そしてSOKENが採用する「ツーバイフォー工法」がなぜ地震に強いのかを、熊本地震の実例も交えて詳しく解説します。


耐震等級とは?|「命を守る」ための基準

耐震等級の3つのレベル

住宅の「耐震等級」とは、国の「住宅性能表示制度」によって定められている地震に対する強さの指標です。

等級 耐震性能の目安
耐震等級1 建築基準法レベル(震度6強〜7の地震で倒壊しない)
耐震等級2 等級1の1.25倍(学校・病院などの基準)
耐震等級3 等級1の1.5倍(消防署・警察署レベル)

つまり、「耐震等級3」は、数百年に一度クラスの大地震にも耐え、命だけでなく「住み続けられる家」を目指す最高ランクの耐震性です。


なぜ「耐震等級3」が必要なのか?

① 南海トラフ地震は“いつでも起こりうる”

政府の発表によれば、南海トラフ地震は今後30年以内に70%〜80%の確率で発生すると予測されています。

その規模はマグニチュード9クラス、被害は広範囲に及ぶとされ、特に九州地方も大きな揺れと津波のリスクが懸念されています。

「家族を守る」ための備えは、これまで以上に重要です。

② 倒壊すれば「住む場所」も「資産」も失う

震度7クラスの地震では、耐震等級1の家は倒壊や大きな損傷を受けるリスクが高まります。

一方、耐震等級3の家は、建物の形を保ち、地震後も住み続けられる可能性が飛躍的に高まります。

災害後に「仮設住宅での生活」や「二重ローン」に苦しむ事例も多く、耐震等級は「暮らしの安定」に直結しています。

③ 子や孫の代まで安心して住める家に

住宅は多くの人にとって「一生に一度の買い物」です。その家を次の世代まで大切に引き継ぐためにも、耐震等級3は必要不可欠です。


熊本地震から学ぶ|ツーバイフォー工法の驚異的な耐震性能

2016年、熊本県では震度7の大地震が「2度」発生し、震度5以上の余震も多数記録されました。

この異例の状況下で、多くの在来木造住宅が大きな被害を受けました。

しかし――

■ 2×4住宅の被害は「98%以上」が無被害・軽微

熊本地震で、ツーバイフォー住宅のアンケート結果によると、

という驚異的な耐震実績が確認されました。


ツーバイフォー工法とは?|耐震性の仕組みを徹底解説

SOKENが採用する「ツーバイフォー工法(2×4工法)」は、在来工法とは異なる「面構造」によって地震の揺れに強くなっています。

① モノコック構造

「モノコック構造」とは、床・壁・天井の6面体で建物を箱のように支える構造です。

地震エネルギーが一部に集中せず、建物全体に分散するため「倒れない・壊れない」が実現します。

→ 飛行機やF1マシンでも採用される強度の高い構造です。

② 耐力壁の強さ

ツーバイフォー住宅は、壁そのものが耐力壁として働き、揺れの「ねじれ」や「倒れ」に強くなります。

特に南海トラフ地震のような長周期地震にも耐える柔軟さと剛性を両立しています。

③ 接合部の強さ

各部材の接合部分は、専用の金物や構造用合板で強固に固定され、地震時の外力に耐える工夫が随所に施されています。


災害は「地震だけじゃない」ツーバイフォーは総合防災住宅

ツーバイフォー住宅は、耐震性だけではありません。

✅ 【耐火性】 火災時の延焼を防ぐ「ファイヤーストップ構造」

✅ 【耐風性】 台風や強風にも耐える

✅ 【断熱性】 高断熱・高気密住宅に最適

「暮らしの安心」をトータルで支えるのが、2×4住宅の大きな強みです。


まとめ|命・財産・未来を守る「地震に強い家」

地震は必ず起こると考えるべきです。

これからの家づくりは「見た目のデザイン」だけではなく、「命を守る性能」が不可欠です。

SOKENでは、見学会を通じて、実際の住宅性能や暮らしやすさを体感していただけます。ぜひ、ご家族皆様でご来場ください。

SOKENでは2棟完成見学会を6月22日(日)-7月27日(日)に開催いたします。

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