基礎工事の重要性|見えない部分こそ大切な理由

家づくりにおいて、あなたはどの部分に最も関心がありますか?
おそらく、多くの方が「間取り」や「デザイン」、「キッチンやお風呂などの設備」、「外観のテイスト」など、“目に見える部分”に注目するのではないでしょうか。
もちろんそれらはとても大切な要素です。しかし、私たち建築のプロが最も重視するのは、「家の見えない部分」、つまり“基礎工事”なのです。
目に見えない「基礎」こそが家の寿命を決める
建物の基礎は、文字通り家を支える土台の部分です。人間に例えるなら、骨や筋肉のような存在。
どんなに素晴らしいインテリアや最新の設備が備わっていても、その土台が弱ければ、建物全体が不安定になり、長く安心して住み続けることはできません。
実際、住宅トラブルの多くは「基礎や地盤に関すること」が原因となるケースが少なくありません。
ドアがきちんと閉まらない、床が傾いている、壁にヒビが入る……これらはすべて「基礎の不備」や「不同沈下」によって引き起こされるものです。
基礎工事が果たす3つの重要な役割
1|建物全体の“耐震性”を支える
日本は地震大国。近年も大きな地震が各地で発生し、住宅の耐震性への関心がますます高まっています。
地震対策というと、建物の構造や耐震ダンパーなどが注目されがちですが、実は最も根本的な部分は「基礎の強さ」にあります。
SOKENが採用しているツーバイフォー工法(2×4工法)は、壁全体で地震の揺れを受け止める「面構造」になっており、地震に強いとされる構法です。
しかしその性能を発揮するには、建物と地面をつなぐ「基礎」がしっかりしていなければ意味がありません。
基礎が弱いと、いくら構造体が強くても、その力をうまく伝えられずに倒壊のリスクが高まります。
2|不同沈下(ふどうちんか)を防ぐ
「不同沈下」とは、地盤の状態や基礎の施工不良によって、建物が不均等に沈んでしまう現象のことです。
地盤が軟弱だったり、基礎のつくりが不十分だと、時間の経過とともに家が片方だけ沈み、建物全体に傾きが出てしまいます。
そうなると、以下のような問題が発生します。
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ドアや窓の開閉がスムーズにいかなくなる
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床が傾いているように感じる
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壁にヒビが入る
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雨漏りやすき間風が生じる
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修繕・補修に多額の費用がかかる
このような事態を防ぐには、地盤調査に基づいた適切な基礎設計と、正確で丁寧な施工が不可欠です。
3|断熱性・気密性にも大きく影響
「基礎は構造だけの問題でしょ?」と思われがちですが、実は断熱性や気密性にも関係しています。
現在の住宅は省エネ性能が重視され、UA値やC値といった数値が重要視されていますが、これらの性能を実現するためには、基礎部分の断熱処理がカギになります。
例えば、SOKENでは基礎断熱工法を採用することもあります。これは、床下のコンクリート基礎の内側に断熱材を設置し、冬の冷気の侵入や夏の湿気を防ぐ工法です。
これにより、1年を通じて快適な室内温度を保ちやすくなり、冷暖房効率の向上や光熱費の削減にもつながります。
基礎工事はこんな流れで進みます
基礎工事の工程は、専門的で難しそうに思われるかもしれませんが、簡単に説明すると以下のような流れになります。
① 地盤調査
まず最初に行うのが「地盤調査」。その土地の地盤の強さを調べることで、どのような基礎工法を採用するかが決まります。軟弱地盤の場合は地盤改良を行う必要があります。
② 根切り(掘削)・砕石敷き
基礎をつくるために土地を掘り、砕石を敷いてしっかり転圧(押し固め)します。これにより、沈下を防ぐための安定した地盤が形成されます。
③ 防湿シート・捨てコンクリート
湿気を遮るための防湿シートを敷き、その上に“捨てコン”と呼ばれる薄いコンクリートを打設。これは型枠の位置を正確に出すための土台です。
④ 配筋(鉄筋の組み立て)
基礎内部に鉄筋を配置します。ここが基礎の“骨”となる重要な部分であり、施工不良が許されないポイントです。
⑤ 配筋検査
第三者機関による配筋検査を行い、図面通りに正しく施工されているかを確認。これに合格しなければ次の工程に進むことはできません。
⑥ コンクリート打設
型枠を組み、そこにコンクリートを流し込みます。一気に流すことで、強度のバラつきが出ないよう注意します。
⑦ 養生(ようじょう)
打設後、一定期間はコンクリートを乾燥・硬化させる“養生期間”が必要です。ここでしっかりと時間をかけることが、ひび割れを防ぎ、強い基礎をつくる鍵になります。
SOKENが誇る“見えない現場力”と施工品質
SOKENでは、「完成後には見えなくなる部分こそ、お客様に代わって責任を持って確認・施工する」という姿勢を大切にしています。
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地盤に応じて最適な基礎工法を選定
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配筋の本数・ピッチ(間隔)・鉄筋の太さまで社内基準でチェック
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気候や地形に合わせた断熱方法や湿気対策
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職人の手仕事による精密な施工
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工程ごとに現場写真を撮影・記録
また、SOKENでは営業・設計・現場の連携が密で、現場からのフィードバックを即座に設計に反映できる体制を整えています。
大分・別府という土地特性に精通したローカルビルダーだからこそできる対応力も、私たちの強みです。
まとめ|家の安心は「見えないところ」で決まる
家づくりにおいて、間取りや外観、インテリアはもちろん大切です。でも、それらすべてを安心して楽しめるのは、しっかりとした“土台=基礎”があるからこそ。
完成後には見えなくなってしまうからこそ、信頼できる工務店を選ぶことが何よりも重要です。
SOKENでは、そうした「見えない大切な部分」こそ丁寧に、まっすぐに取り組んでいます。
もし基礎工事や地盤について不安や疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。専門のスタッフが、わかりやすく丁寧にご説明いたします。