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【火災に強い家づくり】家族を守るために知っておきたい“住宅性能”のお話

2025.11.19

家づくりの相談の中で、

「火事に強い家ってありますか?」

という質問をいただくことがあります。

普段の生活の中ではあまり意識しにくいテーマですが、

火災対策は“もしもの時に家族の命を守る”ための、とても大切な性能のひとつ。

住宅の性能は地震や台風だけで語られがちですが、

火災に対して「どんな家が強いのか?」を知っておくことで、

家づくりに安心感がひとつ増えます。

この記事では、

・火災の広がる仕組み

・家の構造によってどこまで違うのか

・創建が採用するツーバイフォー工法の“火に強い理由”

などを、やさしく分かりやすくまとめました。

「安全性にこだわった家を建てたい」

「火災保険の話を聞いたときに不安が出てきた」

そんな方にも役立つ内容です。


■ 火災は“家の構造で守れる部分が大きい”

火事はいつ起きるかを予測することができません。

キッチンでの出火、電気製品のトラブル、隣家からの延焼など、

発生のきっかけはさまざまです。

でも実は、

「どれだけ火が広がりにくい家か」

逃げる時間をどれだけ確保できるか

は、家の構造が大きく関わっています。

火事を100%防ぐことはできなくても、

“燃え広がりを遅らせる”ことは、家づくりでしっかり備えられるのです。

ここからは、火災と住宅性能の関係をもう少し詳しく見ていきます。


■ 火災はどう広がる?まずは基本の仕組みから

火災は、次の3つのルートで家の中を広がります。


● ① 壁や天井の「内部空間」を通って広がる

一般的な在来工法では、

柱と梁で支える構造のため、壁や天井の中に比較的大きな空洞が生まれます。

この空洞は普段は問題ありませんが、

火災発生時には炎や煙が“見えない部分”を高速で移動してしまうことがあります。

いわゆる「壁内火災」「屋根裏火災」などがこれにあたります。


● ② 可燃物に熱が伝わることで広がる

住宅には木材・内装材・家具など、燃えやすい素材が多くあります。

特に熱がこもりやすい場所や、

通気が悪い場所は燃えやすい状態になりやすいため、

どんな素材を使うかが大きなポイントになります。


● ③ 隣家や外側からの延焼

家の外側から熱を受けて燃え移るケースは意外と多く、

密集地では特に注意が必要です。

外壁材の選び方や、

構造材の配置で耐えられる時間が大きく変わります。


火災が広がる仕組みを知ることで、

「火に強い家づくり」に何が必要なのかが見えてきます。

次に、具体的に“火事に強い家とはどういう家か?”を見ていきます。


■ 火災に強い家はこんな家

火災に強い住宅性能にはいくつか基準がありますが、

共通しているポイントは次のとおりです。


● ① 空洞が少なく、火の通り道ができにくい

壁内部が細かく区切られている構造は、

火と煙の侵入を大きく遅らせます。


● ② 燃えにくい素材で覆われている

特に室内の壁に使われる石こうボードは、

火災時に水蒸気を出して熱を吸収し、延焼を抑える働きがあります。


● ③ 外側からの延焼にも強い

外壁下地や構造がしっかりしていると、

隣家からの熱にも耐えやすく、燃え移るまでの時間が伸びます。


● ④ 法的に“準耐火”の基準を満たしている

「省令準耐火」という基準を満たした住宅は、

火災時に一定の時間耐えられる構造になっています。

この中でも、特に火災に強いと言われているのが、

創建が標準採用している「ツーバイフォー工法」です。


■ ツーバイフォー工法(2×4)が火災に強い理由

ツーバイフォー工法は、

“地震に強い”というイメージが強いですが、

実は火災にも非常に強い工法として知られています。

その理由を、できるだけ優しく解説します。


● ① “面で支える構造”が火の通り道をつくらない

ツーバイフォー工法は、

柱ではなく「面」で建物を支える工法です。

この構造が火災時に大きなメリットを生みます。

これは、逃げる時間を確保するうえで非常に重要です。


● ② 厚みのある石こうボードが火を食い止める

ツーバイフォーの住宅は、

通常よりも厚みのある石こうボードを室内側に使用します。

石こうには結晶水が含まれており、火災時には水蒸気となって熱を奪います。

つまり、

✔ 壁が熱を通しにくくなる

✔ 炎の拡大を遅らせる

✔ 隣室への延焼を大幅に防ぐ

という働きがあります。


● ③ 隣家からの延焼にも強い構造

ツーバイフォーは構造が密で隙間が少ないため、

外側からの熱にも耐えやすくなっています。

住宅が並ぶ地域でも、

燃え移るまでの時間が長くなる=避難の時間が増える

という点で大きな安心につながります。


● ④ 法的にも「省令準耐火構造」

ツーバイフォー工法で建てられた住宅は、

建築基準法で「省令準耐火構造」として認められています。

などのメリットがあります。


■ “家族を守る家”としての安心感

創建の家づくりでは、

「火災に強い家であること」は大切な標準性能のひとつです。

特に、

こういった方々から、

火災に対する性能は高く評価いただいています。

家は、家族の命と財産を守る場所。

そのために必要な性能は、最初からきちんと備えておくべきだと考えています。


■ 火災に強い家を建てたい方へ

この記事では火災について専門的な部分もありますが、

大切なのはただひとつ。

「火事から家族を守れる家はつくれる」ということ。

もし、

「どんな構造が自分たちの暮らしに合っているのか知りたい」

「ツーバイフォーと在来工法の違いをもっと詳しく聞きたい」

「火災だけでなく、地震や台風にも強い家を建てたい」

そんなことが少しでも頭をよぎったら、

いつでも気軽にご相談ください。

創建は、無理な営業をしない工務店です。

お客様の不安や疑問に寄り添いながら、

安心して暮らせる住まいづくりをサポートいたします。

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