SPEC
Strong Frame
地震は天災ですが、建物倒壊で人の命を奪うというのは、実は人災です。原点は全て構造なのです。
木造住宅は木だから軽いと思われる方もいるでしょう。ところが、震災で倒れてしまった建物にいざ触れてみると、重くて全然動かせないんです。
2016年に熊本で地震が起きた際、耐震等級3として認定された建物が16棟ありました。その全てが震度7の地震を2回経験してもなお構造躯体が損傷せず、住み続けられる性能を持っていました。
地震被害というのは、地震をきっかけに起きた倒壊で命を落とす人災です。つまり、止められるんです。
柱と梁は、屋根・床の重みや、地震・台風などで外部から加わる力を基礎や地盤に伝える重要な役割を担っています。
2階柱のうち1階柱に一致する割合を「柱直下率」といい、PlusMeは100%の柱直下率(構造区画内)を誇ります。それに加え、地中の柱梁までぴったり同じ位置に設置する美しい構造を実現しています。
この構造により、家にかかる力を均等に分散し、素早く地盤に逃すことが可能になります。
外部からの力が加わると建物は一定のリズムで揺れますが、地盤へ逃げるスピードが早いとリズムも加速し、振れ幅が小さくなることで建物への負荷が軽減。地震や台風に強い家になるというわけです。
耐震等級とは、地震に対する建物の強さを表す指標。建物の耐震性に応じて3つのランクに分けられており、数字が大きければ大きいほど耐震性が高くなります。
PlusMeは、独自の木造軸組パネル併用構法で耐震等級3を実現しました。最高ランクである等級3は、1と比較して1.5倍の耐震性を有しています。震度7の地震にも耐えて倒壊しないだけでなく、機微な修繕で生活を再開できるとされています。
そのため、 耐震等級が高い住宅は地震保険の割引率が高くなるというメリットもあります。
許容応力度計算とは、建物が地震の力にどれほど酎えられるかを計る構造計算方法のこと。一般的に採用されている簡易な壁量計算では、壁の面積のみを基準に耐震性を判断しますが、許容応力度計算では建物にかかる力が部材の持つ柔軟性や強さ、許容できる力に収まるか計算をして判断します。
地震のように短時間で繰り返し力がかかる場合は、柔軟性による吸収度や材料の耐久性、疲労特性を考慮することが特に重要です。また、建物にかかる横からの力だけでなく、上からの荷重の影響も計算するため、総合的な判断が可能になります。
Clean
ZEH基準をクリア※している高断熱性と高気密性は、 外気温に影響されることが少なく、 ヒートショックの原因となる室内外の温度差もゆるやか、“夏暑くなく、冬寒くない”、家中どこにいても快適な空間を提供します。
また、フィルター付きの24時間熱交換換気システムが、空気中の有害物質や花粉、PM2.5などが室内へ侵入するのを防止。室内の汚れた空気を30分ごとにクリーンな空気と入 れ替えてくれるので、いつでもきれいな空気で快適に過ごせます。
断熱材として使用しているセルロースファイバーは防音効果も高いため、屋外からの雑音をカットする作用も。有害物質や雑音に乱されない、心身ともに健康な暮らしを可能にします。
2030年の省エネ未来基準をクリア(※)したエコ住宅は電力消費を抑えるため、環境に優しいだけでなく、経済的な負担も軽減。地球にも住まう人にも優しい住宅です。
4-7地域。エネルギー基本計画等において、2030年度以降新築される住宅は、ZEH水準の省エネ性能が確保されることを目指すとされ、今後、省エネ基準の段階的な引き上げが予定されています。
セルロースファイバー
古紙を主原料としエコな素材として知られるセルロースファイバーは、木材に比べて熱伝導率が約3割も低く、外気の温度を室内へ伝えにくい断熱材です。室内の温度を外へ逃すことなく、まるで家を魔法瓶で包んだような保温性能を発揮。気温や湿度の変化に応じて吸放湿するため結露の発生を抑え、室内の湿度環境を整える効果も期待できます。また、難燃処理により炎が燃え広がらずに炭化するため防火性能に優れているのも魅力。遮音性と吸音性の高さが非常に高く、映画館やカラオケで防音材として使われているほど。住宅では類を見ない、高い防音性を実現します。
Low-E ペアガラス
住宅の中で、熱の出入りが特に多い窓。快適な室内空間を叶えるためには、トップクラスの断熱性能を備えた窓が必須です。PlusMeでは、中空層にアルゴンガスを含んだ Low-E ペアガラスを採用。ガラスの表面に特殊な金属膜がコーティングされているため、熱の伝わりを約3割抑制して高い断熱効果を発揮し、UVカットも叶えます。また、 フレームには熱伝導率がアルミの 1,000分の1の樹脂を使用。 寒い冬の夜、 暖房を消した後も冷え込みを軽減します。
キムラ エアーセーブ
室内の汚れた空気を屋外へ排気する際、冬場は室内の温かい空気をセラミックに蓄熱しながら排気します。屋外から空気を取り込む際には、反対に放熱によって温められた空気が室内へ給気されるため(夏場はこの逆)、部屋の温度を一定に保ち1日中快適に。冷暖房効果をセーブし節約にもつながります。4段階の細かな設定により運転音をセーブでき、ダクトレスなのでカビの発生や結露の心配いらず。フィルターや蓄熱セラミックは水洗いできるためメンテナンスも簡単です。
ハイクリーンボード
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸収し、さらに分解無害化。いつでもクリーンな空間を提供します。耐火性にも優れていて、ランニングコストをかけずに室内空気環境を保ってくれます。