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自己資金ゼロでも大丈夫?|賢い家づくりと“繰り上げ返済”という新常識

2025.04.24

「家を建てたいけど、貯金が心配…」

「自己資金ゼロって、やっぱり無謀かな?」

そんな不安をお持ちの方へ。

実は、今の住宅ローン環境や支援制度を踏まえると、

自己資金ゼロでも、安心して家を建てられる時代になっています。

しかも、お金の使い方次第では「頭金を出すよりお得」になる可能性も。

この記事では、大分県で家づくりを検討している方向けに、

最新の金利事情・自己資金ゼロのリスク回避術・FPが推奨する返済戦略をわかりやすく解説します。


■ 自己資金は“あるに越したことはない”。でも、使うのが正解とは限らない。

昔は「頭金は2割以上が常識」と言われていましたが、いまはその“常識”が変わりつつあります。

2025年4月現在、大分銀行の住宅ローンの主な変動金利は、

金利プラン 適用金利
プレミアム金利 0.645%
特別金利 0.800%

このように、依然として超低金利水準

頭金を入れて借入額を抑えるよりも、低金利のうちに借りて、現金は“手元資金”として活用するほうが、家計全体の安全性が高まるケースもあるのです。


■ 自己資金ゼロで家を建てるメリット

1|生活資金をしっかりキープできる

家づくり後には、引っ越し費用・カーテン・外構・エアコン・家電など、住宅ローンに含まれない出費が意外と多いもの。

自己資金を使い切ってしまうと、生活の余裕がなくなり、最悪の場合カードローンやリボ払いに頼ることに…。

2|将来の“備え”としての資金確保

子どもの進学、転職、親の介護…。何が起こるかわからない時代だからこそ、「現金の持ち方」がリスクヘッジになります。

3|住宅ローン控除を最大限活用できる

借入額が多いほど、住宅ローン減税の控除額も大きくなります。

たとえば3,000万円の借入をすれば、年最大21万円×13年間=273万円もの節税が可能になるケースも。


■ 自己資金ゼロでも安心な家づくりモデル(大分版)

項目 金額(目安)
土地購入費(別府市郊外) 600万円
建物本体価格 2,300万円
諸費用(登記・保険など) 200万円
家具・家電・外構費用 200万円
合計 約3,300万円
自己資金 0円(貯金は温存)
借入額(35年ローン) 約3,300万円
返済額(月々) 約88,000円(変動0.645%)

このモデルでは、自己資金ゼロでも月々9万円以下の返済で家を持つことができます。

さらに、5年後に200万円を繰り上げ返済すれば…

✔️ 返済期間を約3年短縮

✔️ 総利息額を100万円以上削減

つまり、「貯金は使わずに残しておき、タイミングを見て繰り上げ返済する」というスタイルが、いま最も現実的な“お金の戦い方”なんです。


■ 「自己資金なし」の不安を解消するFP視点のポイント3つ

✅ 1|すべてを借りても、すべてを使わない

フルローンで借りておいて、実際には一部を使わず、生活防衛資金として残しておく

これが、将来のトラブル時に効いてくる“見えない保険”になります。

✅ 2|繰り上げ返済の「タイミング」を見極める

繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。

子どもの教育資金とのバランスを見て、返せるタイミングで一気に返すのがコツ。

✅ 3|物価上昇&金利上昇の時代こそ、“借りておく”のが防衛策

今後金利が1%台へと戻ることも十分考えられます。

今の低金利を最大限に活かすなら、「今借りておく」「繰り上げで逃げ道をつくる」という柔軟性が家計に余裕をもたらします。


■ 注意点|誰でも自己資金ゼロで建てられるわけではありません

もちろん、すべての人が自己資金ゼロでローンを組めるわけではありません。

ですので、「自分に合っているかどうか」はFPと一緒に試算してみるのがベストです。


■ まとめ|「自己資金ゼロ」は時代の選択肢。失敗ではなく、“計画”である。

「貯金がないから家をあきらめる」時代は終わりました。

今は、「現金はあえて使わずに、計画的に活かす」時代。

将来の繰り上げ返済や節税、家族の安心に向けた準備として、自己資金を“温存”する戦略が注目されています。

💡「頭金はゼロ。でも、家族の暮らしには余裕あり」

そんな賢い家づくり、あなたもはじめてみませんか?


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