【後悔しない子ども部屋づくり】将来を見据えた間取りとは?
「子どもが小さいうちは十分だと思っていたのに、気づけば家が散らかる…」
「子ども部屋を作ったけど、結局使いにくい…」
「思春期になってから“こうしておけばよかった”と後悔している」
実は今、そんな子育て世帯がとても増えています。
2026年に発表された調査では、12歳以下の子どもがいる世帯の約7割が、現在の住まいに不満を感じていることが分かりました。特に多かったのが、
- 収納スペースが足りない
- 子ども部屋がない・足りない
- 暑い・寒い
- 家族の生活動線が合わない
という悩み。
家づくりのときは「今」の暮らしを基準に考えがちですが、実際には子どもの成長によって、暮らし方は大きく変化します。
だからこそ大切なのが、“今だけじゃなく、10年後も暮らしやすい子ども部屋の考え方”です。
今回は、大分で家づくりを考える20〜40代の子育て世帯に向けて、後悔しない子ども部屋づくりについて、工務店目線で詳しく解説します。
子育て世帯の約7割が「住まいに不満」

※新建ハウジングより引用
一条工務店が2026年に実施した「子育てと住まいに関する意識調査2026」によると、12歳以下の子どもがいる世帯のうち、約7割が現在の住まいに不満を感じているという結果が出ています。
特に多かった悩みは、
- 「収納スペースが足りない」63.7%
- 「子ども部屋がない、または足りない」52.2%
- 「気密性・断熱性が低く暑さ寒さが気になる」49.4%
という内容でした。
また、「子どもが生まれる前に家を選んだ人」の半数以上が、“将来の子育てを想定して家を選んだ”と回答している一方で、実際には子どもが成長してから初めて気づく問題も多かったそうです。
つまり、
“想像していた子育て”と、“実際の暮らし”にはズレがある
ということ。
なぜ子ども部屋で後悔する人が多いの?
■ 理由「子どもが小さい頃」を基準に考えてしまう
家づくり中は、まだ子どもが小さいケースが多いです。
すると、
- 一緒に寝る前提
- おもちゃ中心の生活
- 勉強机はいらない
- 個室はまだ必要ない
という感覚で間取りを決めがち。
ですが実際は、
- 小学校入学
- 思春期
- 部活
- 受験
- 持ち物の増加
によって、暮らし方が一気に変わります。
特に小学生以降は、想像以上に“モノ”が増えます。
ランドセル、教科書、習い事バッグ、部活道具、制服、趣味用品…。
「収納が足りない」という後悔が多いのは、この“成長後の荷物量”を想定できていないケースが非常に多いからです。
子ども部屋は「広さ」よりも〇〇が大事

「子ども部屋って何帖必要ですか?」
これは家づくりで非常によく聞かれる質問です。
ですが実は、単純な広さだけでは決まりません。
本当に重要なのは、
■ “使い方が変化できるか”
です。
例えば、
- 小さい頃 → 遊ぶ場所
- 小学生 → 勉強する場所
- 中高生 → プライベート空間
- 独立後 → 物置・趣味部屋・書斎
このように、子ども部屋は人生の中で何度も役割が変わります。
つまり、「今ピッタリ」よりも、“将来変化できる設計”が大切なんです。
後悔しにくい子ども部屋づくりのポイント7選
① 最初から完全に仕切らない
最近かなり増えているのが、
「将来仕切れる子ども部屋」
です。
例えば最初は10〜12帖ほどの広い1部屋にしておき、
- 小さい頃 → 兄弟で広く使う
- 成長後 → 壁や収納で2部屋に分ける
という考え方。
これにはかなりメリットがあります。
■ 小さい頃は結局“個室を使わない”
未就学児〜低学年くらいまでは、リビングで過ごす時間が圧倒的に長いです。
最初から個室を完全に分けても、
- ほとんど使わない
- 物置になる
- エアコン代だけかかる
というケースも少なくありません。
将来分けられる設計にしておくことで、今も将来もムダが少なくなります。
② 収納は“部屋の外”にもつくる
実は子ども部屋だけに収納を作ると、逆に散らかりやすくなることがあります。
なぜなら、子どもの荷物って意外とリビング周辺に集まるからです。
例えば、
- ランドセル
- 学校プリント
- 習い事バッグ
- 水筒
- 上着
これらは“帰宅後すぐ置く場所”が重要。
そこでおすすめなのが、
■ ファミリー収納・リビング収納
です。
玄関〜リビング動線上に収納を作ることで、
「とりあえず床置き」
を防ぎやすくなります。
実際、子育て世帯の家づくりでは、
“子ども部屋よりリビング収納が重要”
と言われることも増えています。
③ 勉強は「子ども部屋だけ」で考えない

最近は、
- リビング学習
- ダイニング学習
をする家庭が非常に増えています。
特に小学生までは、
- 親が見守りやすい
- 質問しやすい
- 集中が続きやすい
というメリットがあります。
そのため、
「子ども部屋=勉強部屋」
と決めつけないことが大切。
例えば、
- ダイニング横カウンター
- スタディスペース
- ファミリーデスク
を取り入れると、かなり使いやすくなります。
大分でも共働き世帯が増えている今、“家族の気配を感じながら学べる空間”はかなり人気です。
④ コンセント位置を甘く見ない
意外と後悔が多いのがこれ。
子どもが成長すると、
- デスクライト
- パソコン
- スマホ充電
- ゲーム機
- Wi-Fi機器
など、想像以上に電源を使います。
後から延長コードだらけになるケースも非常に多いです。
おすすめは、
- 机を置きそうな場所
- ベッド位置
- 将来の模様替え
まで考えてコンセントを配置すること。
これは完成後だと変更しづらいので、設計段階でかなり重要です。
⑤ 子ども部屋を“広くしすぎない”
「せっかく建てるなら広くしてあげたい」
その気持ちはとても分かります。
ですが実際には、
6帖前後でも十分使いやすい
ケースが多いです。
むしろ広くしすぎると、
- 建築費UP
- 冷暖房効率低下
- 他スペースが狭くなる
ことも。
最近は、
- ベッド
- 机
- 最低限収納
をコンパクトにまとめ、その代わりLDKや収納を充実させる考え方が人気です。
⑥ 暑さ・寒さは子どもに影響しやすい
今回の調査でも、
- 冬の寒さ
- 夏の暑さ
への不満が非常に多く出ていました。
特に子どもは体温調整が未熟なため、住環境の影響を受けやすいです。
例えば、
- 夏2階が暑すぎる
- 冬朝が寒い
- 結露が出る
- ハウスダストが増える
こうした環境は、快適性だけでなく健康面にも影響します。
だからこそ、
- 断熱性能
- 気密性能
- 換気計画
は、子育て世帯の家づくりで非常に重要。
大分は比較的温暖なイメージがありますが、実際は夏の湿気・冬の底冷えを感じやすい地域でもあります。
性能面までしっかり考えておくことで、子どもが成長しても快適に暮らしやすくなります。
⑦ 「独立後」まで考えておく
意外と見落とされるのがここ。
子ども部屋は、いつか使わなくなる可能性があります。
だからこそ、
- 将来書斎にできる
- 趣味部屋にできる
- 客間にできる
など、“その後”も考えておくと後悔しにくいです。
特に最近は在宅ワーク需要も増えているため、
「将来使い回せる部屋」
という考え方はかなり重要になっています。
子ども部屋づくりで大切なのは「今」より「変化」

家づくりで後悔しやすい理由は、
“今の暮らしだけで考えてしまうこと”
です。
ですが子育て世帯の暮らしは、本当に変化が大きい。
- 荷物が増える
- 生活時間が変わる
- プライバシーが必要になる
- 勉強スタイルが変わる
- 独立して使わなくなる
だからこそ大切なのは、
「変化に対応できる家」
をつくること。
子ども部屋単体ではなく、
- 収納
- 動線
- 性能
- 家族の距離感
まで含めて考えることで、何年経っても暮らしやすい住まいになります。
暮らしやすさは、図面だけでは分かりません

子ども部屋の数だけでなく、
- 収納の使いやすさ
- 家事ラク動線
- 家族が自然とつながるLDK
- 温度差の少ない快適な空間
など、“子育てしやすい家”には実際に体感しないと分からない工夫があります。
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